2020年度プログラム詳細

2020年度プログラム詳細

オープニングセッション・チームセッション
オープニングセッション・チームセッション

岩手県、宮城県、福島県の各地から集まった参加者、そして彼女たちをサポートする学生ボランティアのPA(プログラムアシスタント)とメンターたちが初めて顔を合わせたオープニングセッション。新しい自分を見つけたい、将来の夢に近づきたい、人見知りを直したい、自分に自信を持ちたい…参加の理由はそれぞれですが、まずはアイスブレイクやチームセッションを行いました。メンターたちの「高校時代の挑戦」プレゼンテーションを聞き、身近な先輩たちから刺激を受け、4ヶ月間共にプログラムを受講するチームの基盤づくりとなるセッションになりました。


◆福島県内はじめ、宮城県、岩手県という遠い地域の人と繋がっていることにワクワクする気持ちになりました。
◆知人や友人が1人もおらず、さらにオンラインでの実施ということで最初はとても緊張していましたが、和やかでお互いを認め合う雰囲気の中で緊張も解れて自分らしく、明るく参加できたと思います。
◆PAさんとメンターさんの話を聞いて、挑戦することは大切だから沢山挑戦してみようと思いました。
◆チームセッションでは不安もあり、いつもより消極的になってしまっていたのですが、自分の変わりたいところなどを話していくうちに私だけじゃないんだという共通点を見つけることができ、この人達となら楽しくできそうだと思いました。


STEP1
グローバル E-ワークショップ
STEP1
グローバル E-ワークショップ

アメリカやカナダ、そして日本各地から集まったキャストたちが、プログラム参加者、メンター、PAたちと、2日間に渡り、オンラインの歌とダンスのワークショップを行いました。E-ワークショップのテーマは、『NEW BEGINNINGS』。はじめはオンラインでの歌とダンスのワークショップに期待と不安が入り混じった表情の参加者たちでしたが、キャストたちの歌やダンス、応援に励まされ、参加者たちも積極的に歌ったり、踊ったりしていました。2日間のE-ワークショップを終え、2週間後の「Watch Party」に向け、参加者たちはそれぞれ課題曲を歌う自分を撮影しました。そして「Watch Party」当日、それぞれが撮影した動画、そしてワークショップ中みんなで踊った動画を組み合わせたショームービーをキャストたちと鑑賞し、お互いの頑張りを称え合いました。離れていても、全員で1つの作品を創り上げた達成感を感じることができるSTEPとなりました。そして、一歩踏み出した参加者たちは、STEP3までに「新しい挑戦」を実行するため、それぞれ自分らしい新しい挑戦テーマを決め、みんなの前で「挑戦宣言」を行いました。


◆できなくてもとりあえずやってみる事が大切なことを知った。前は失敗することが怖く、なかなか一歩踏み出すことができなかったが、今回のワークショップでこれからはやりたいことになんでも挑戦しようと思った。
◆自分を表現する方法がたくさんあること、自分を表現することは恥ずかしいことではないということを学びました。
◆国境と年齢の枠を超えて一つのものを創り出すことは初めての経験で、これから先何かに挑戦する時も絶対にこの貴重な経験が役に立ち、自信になると心から思います。
◆挑戦してみるという気持ちを大切に動いたら自分の中の恥ずかしさが吹っ切れて踊ることができ、表現することがとても楽しいことに気づけました。また、自分の中の殻を一つ破れた気がします。 


STEP2
母国を飛び出し挑戦する外国人留学生とのセッション
STEP2
母国を飛び出し挑戦する
外国人留学生とのセッション

STEP2の1日目は、アメリカ、韓国、台湾、インド、シリアから6名の留学生と、海外への留学やインターンに挑戦した日本人3名の計9名が「挑戦」をテーマにしたプレゼンテーションを行いました。彼女たちがどんな夢やキャリアを描いて留学を決意したのか、留学するまでにはどんな努力や葛藤があったのか、母国を離れ留学し、学んだことは何かなどを話し、努力を重ねて様々なハードルを越えてきた経験から参加者たちにメッセージを届けてくれました。
留学生たちの話を聞き、参加者たちは「新しい世界に飛び込むために大切なこと」をチームで3つ考え、発表しました。「完璧でなくても殻を破って挑戦すること!」、「どんな壁が現れても信じること!」、「自分の人生は自分でリードする」、「失敗しても動く」、「できない理由よりもできることを探す」など、自分たちなりの言葉で新しい世界に飛び込むために大切にしたいことを伝えました。
2日目は、初日にプレゼンテーションをしてくれた9名に加え、カナダ、グレナダ、フランス、韓国、台湾、シンガポール、インド出身の7名の留学生も参加し、トークセッションを行いました。留学生1人につき4〜6名の参加者が入り、留学生の母国の文化のこと、留学について、高校時代のことなど、限られた時間ではありましたが、参加者たちは留学生たちとの交流を楽しみました。


◆私は今高校生でできることが少ないと思っているけれど、留学生の方々は外国語を一生懸命に勉強していたり、将来の目標を決めて努力していたりしたので見習いたいと思いました。
◆自分の今まで持ってた概念や考え方がいい意味で大きく変わったと思う。自分のやりたいことを今できている人は何かを乗り越えて、努力を経ていたことが特に心に残った。また、いろいろな留学生の話を聞いて、それぞれ挑戦したこと、大変だったこと、目標も異なっていたが、ほとんどの人が自分から行動を起こして状況を変えていて、失敗を気にするより自分から挑戦し行動に移すことの重要性に改めて気付かされた。
◆どんなことがあったとしても努力したことは必ず返ってくるし、たとえそれが上手くいかなくても努力したその過程が自分の未来の糧になるし、自信にも繋がるのだと分かりました。自分も〇〇したい、と思うだけでなく自分から積極的に行動して体験・経験を積んでいきたいと感じました。
◆辛い状況でも動くことを辞めないことや、希望を持ち続けて努力することの大切さを学びました。留学生の方の話を聞いて、辛い中でこそ前向きな行動をすることが大事なのだと思いました。2日間でたくさんの勇気をもらいました。



◆自分が今までやってきたことを振り返ることで、自分の自信を取り戻すことができました。立て直した志と前向な自分になった感情を今でも新鮮に感じています。プログラムに参加して私の自信や勇気がレベルアップした気がします。
◆自分の経験を振り返り見つめ直す、良いきっかけになりました。プレゼンをシェアするだけではなく、高校生からの質問に答えたり相談に乗ったりすることで、1人で準備をしていたときには気づかなかった発見も沢山ありました。また、高校生のみんなが将来に対して意欲的な姿勢で私の話を興味深く聞いてくれたのがとても嬉しく、これからもそんな高校生達がキラキラとした目で私をずっとみてくれるような存在でいられるよう、自分も前向きに頑張っていこうと強く思いました。
◆母国に帰って来ても、ずっと頑張ってることを改めて感じ、これからも興味があることをやってみたいと思います。


STEP3
日本・世界で活躍する社会人女性とのセッション
STEP3
日本・世界で活躍する
社会人女性とのセッション

STEP3では、キッコーマン株式会社、ダウ・ケミカル日本株式会社、ノースロップ グラマン ジャパン、株式会社ファミリーマート、株式会社みずほ銀行、株式会社ローソン(五十音順)から6名の女性社員にご協力いただき、『自分らしい未来への選択』をテーマに、高校時代について、卒業後の進路、そして働くことについてなどを語り、高校生が自分たちの未来を考える機会になりました。プレゼンテーションを聞いたあとは、アマゾン ウェブサービス ジャパン株式会社、Indeed Japan株式会社、株式会社エス・エム・エス、認定NPO法人カタリバ、キッコーマン株式会社、株式会社QVCジャパン、ダウ・ケミカル日本株式会社、トヨタ自動車株式会社、ノースロップ・グラマン・ジャパン、株式会社日立社会情報サービス、株式会社ファミリーマート、福島県庁、株式会社みずほ銀行、株式会社ローソン(五十音順)の女性社員18名とのトークセッションを行いました。限られた時間ではありましたが、進路について、今の悩み、働くことについてなど、人生の先輩たちに積極的に質問をしている姿が印象的でした。未来のロールモデルを見つけ、さらに大きく動き出すヒントを得た2日間となりました。
また、参加者たちはSTEP1でそれぞれ考えた「自分らしい挑戦」の報告を行いました。約1ヶ月半頑張ってきたお互いの挑戦に、拍手があがりました。


◆今まで働くことについて深く考えたことがありませんでしたが、今回のお話を聞いて、働くことに楽しさを感じていることにとても憧れを抱きました。どんな困難にぶつかっても乗り越えられるような強い女性になりたいと感じました。私も自分の進路についてしっかりと考え、社会に役立つ女性になりたいです。
◆社会で活躍している方は過去に大きな挫折をしたり、苦しい時を経て今があるということがどの方にも共通している事だと感じました。挫折や失敗することは怖いと思うけど、その後の自分の行動が大切だと強く感じました。私も何事にもチャレンジして失敗を恐れずにこれからも頑張っていきたいと思いました。
◆自分から積極的に目的や目標に向かって行動することがとても大切だと思った。粘り強く最後まで諦めないで頑張ることで、仕事仲間からも信頼を得ることができると思った。仕事を楽しむことが大切だというお話が一番印象に残っていて、仕事に対する考えが変わった。
◆私が1番衝撃を受けたのは、働いている女性の方々がとても楽しそうだったことです。仕事というと、辛いことや大変なことが多いというマイナスなイメージが多かったけど、今回お話を聞いて、大変なこともあるけど、それ以上にやりがいを感じていたり、それを成長するきっかけにしていたり、働くのって楽しそうだなって思えるようになりました。



◆自分のキャリアについて棚卸する貴重な機会となりました。また、私の話から、女子高生たちが自分なりの言葉で気づきをまとめて発表してくれたことで、様々な視点を持てました。
◆オンラインで最初は不安もありましたが、チャットを活用するなど、しっかりと双方向でコミュニケーションをとりながら進めることができ、私自身とても話しやすかったです。また、高校生の皆さんの一生懸命でまっすぐな様子を見て、学生時代を懐かしく思い出しました。
◆プレゼン後のワークで高校生たちが自分のメッセージをしっかりと受け止め議論している姿を目にすることができ、オンラインでもやり方次第で伝えることは可能であるとわかった。自分の過去経験を新たな目で見つめ直し自分の強みを再認識することができた。


STEP4
学んだことを自ら発信するキャリアイベントの企画・実施
STEP4
学んだことを自ら発信する
キャリアイベントの企画・実施

集大成となるSTEP4では、これまでのセッションを通し学んだことを、参加者自ら募集した岩手県・宮城県・福島県内の高校1、2年生女子生徒に向けて発表する「自分をつくる・未来をつくる キッカケLIVE」を行いました。このプログラムを通し学んだことをチームでまとめ、また、自分自身これからどうなりたいかを宣言。チームでなかなか意見がまとまらなかったり、単なる発表から抜け出せなかったり、チーム内で葛藤しながら議論を重ねました。どうしたら伝わるのか、メンターやPAからアドバイスをもらい、リハーサルを繰り返して迎えた本番。発表では、「自分で限界を決めてはいけない」、「挑戦に粘り強く進む」、「周りを気にしすぎず、自分自身を大切に」、「失敗は恥じるものではない」、「動かないと何も変わらない」など、寸劇やクイズ、ダンスなども交え、それぞれ離れた場所にいても、チーム一丸となって集大成となる発表をやり遂げました。


◆プレゼンのために個別でチームの打ち合わせなどもしてかなり念入りに準備しました。来てくれた子達の為に「本当に良い経験だった」ということを学感じてほしいと思い、伝えたいという気持ちを持って頑張りました。頷いてくれたり、所々笑顔で参加してくれたりしていたので少しでも伝わってとても嬉しかったです。チームの団結も感じました。
◆4ヶ月間のまとめとしてしっかり取り組むことができました。また、はじめは絶対無理だと思っていた友人の招待は、最近会えていないけれど、久しぶりに気になっていた友人と繋がる素敵な機会になりました。発表は自分のできることは全てやりきりたいと思いたくさん練習しました。ひとつの物事に自分のありったけの気持ちを注いだのは久しぶりでした。
◆オンラインでプレゼンをすることは初めてだったので、どんな感じで伝わるのか不安でした。ですがチームメンバー、メンターさんと練習を重ねるごとに不安も少なくなり、楽しむことを意識して取り組むことができました。参加してくれた友人に、私の頑張っている姿が伝わったみたいで凄く嬉しかったです。
◆本当に頑張れれば、結果がどうであれ自分に残るのは達成感なんだなと思えました。今回、こうして自分の考えや体験を自分の言葉で伝えるという経験をできたことは私にとってすごくプラスになったし、4ヶ月前の私だったら絶対できていなかったと思います。



◆小さなことでもコツコツと積み上げれば大きな変化になるということを再確認することができました。なかなか一歩を踏み出せないまま高校生活を過ごしてきましたが、何か新しいものに挑戦する勇気をキッカケLIVEでもらったように感じました。
◆友達が4ヶ月間コツコツと頑張ってきた努力がちゃんと見られて感動しました。それぞれ頑張ってきたことが凄く伝わってきて一人一人が輝いて見えました。皆の体験が聞けていい機会を貰えたと思います。
◆初めて他県の高校生と交流したことで、普段の学校生活では経験することのない経験をし、様々な考え方に触れることができました。また、自分の可能性を実感できるキッカケにもなったのでこの経験から学んだことを活かしていきたいです。