ヤングアメリカンズ・ジャパンツアー

歌って踊って 自由な自己表現への一歩

ヤングアメリカンズ(YA)は、音楽を通じた教育ワークショップ、「ミュージックアウトリーチ」に取り組む米国の非営利団体です。じぶん未来クラブ(JMC)は、「ミュージックアウトリーチ」の日本における主催・受け入れ団体であり、ヤングアメリカンズ・ジャパンツアーを2006年から展開しています。

このワークショップでは、キャストと呼ばれるYAの若者40人と、200人から300人の受講生(もともとは小学生~高校生向けでしたが、現在では大人向けワークショップもあります)が、3日間~1日間で、約1時間の歌って踊るショーを作り上げます。受講生はプログラムやショーを通じて、自らを自由に表現すること、仲間と何かを作り上げる素晴らしさなどを体験します。ワークショップには「地域開催」「法人開催」の2形態があります。前者は地域のホールで「サポーター」と呼ばれるボランティアの方々と一緒に開催し、後者では学校や企業と協働し、生徒や社員が受講生となります。

2006年に始まったジャパンツアーは、2011年から春、夏、秋と年3回のツアーを実施。2014年春で17ツアーを数えています。2011年からは東日本大震災の被災地を巡る東北ツアーもスタート。受講生は年々増加し、2016年には年間2万2000人を超えるまでに成長しています。

ジャパンツアーは多数のサポーター(ボランティア)に支えられている点も、特徴の一つです。ワークショップ期間中、YAを受け入れてくださるホストファミリー、会場で子どもたちの安心・安全を守る学生や地域サポーター、受講生募集や広報をお手伝いいただくチラシ配布サポーターなど、年間1000人を超すサポーターの方々の支援でツアーは成り立っています。

ヤングアメリカンズとは 音楽を通じたワークショップを世界各地で

米国の若者の素晴らしさを、音楽を通じて社会に訴えたい――。1962年、高校の音楽教師だったミルトン・C・アンダーソンはそんな思いを抱いて、非営利団体のヤングアメリカンズ(YA)を設立しました。若者たちが踊りながら合唱する団体として、60年代にはビング・クロスビーやエド・サリバンといった大スターと音楽テレビ番組で共演。世に広く知られるようになります。70年代にはアメリカ建国200周年を記念し、祝賀パフォーマンスを実施。国内外のコンサートツアーにも乗り出し、9度のジャパンツアーも果たしています。

パワフルで感動的なパフォーマンスショーの伝統は、今も受け継がれており、米国ロサンゼルス近郊でのクリスマスショー、高級リゾートボーイン・ハイランドでのディナーショーで知られています。ジャパンツアーでも、毎回ツアー終盤に「トリビュート」と呼ばれる公演が催されます。

1992年から、YAはまず米国で、音楽を通じた教育ワークショップ「ミュージックアウトリーチ」を始めました。現在は全米45州に拡大し、年2回のUSツアーを実施しています。そのほかUKツアー、ヨーロッパツアーにも毎年出かけ、南アフリカ、ロシア、中国にもアウトリーチは広がっています。これまで世界各地で80万人以上がこのワークショップを受講しています。

もう一つ忘れてならないのは、YAのキャストはワークショップ受講生に教えるだけでなく、自らも活動を通じて学ぶ立場であるということです。YAはパフォーミングアーツを学ぶ大学(カレッジ)でもあり、アウトリーチ活動はこの大学や他の大学で単位として認定されています。

YAジャパンツアー 参加者・保護者の声
  • 学校が違うとか英語が話せないとかは関係なくて、友達を愛する気持ちと私は強いという自信があれば、できないことはないということを教えてもらった。(中学2年生)
  • ぼくは3年生で受験生なのに目標が持てず、ずっとなにもできないで毎日をすごしていました。しかし、このワークショップを通して、目標がなくても今自分ができることを精一杯しようと思えるようになりました。(中学3年生)
  • 「自分の弱さをさらけだせ!」という言葉に感動しました。自分の弱みがあるせいで何かをしないのはもったいないことだといまでも思います(中学3年生)
  • ヤングアメリカンズのおかげで、大変そうな人を手伝えたり自分からやれるようになりました。ありがとうございました。(小学6年生)
  • 何に対してもやる気のない子どもがとても楽しんで2日間過ごせました。(13歳・母)
  • YAのピュアで、パワフルで、エネルギッシュなステージ&ワークショップでの暖かな心のふれあいは何ものにもかえがたい価値のあるものです。(7歳・母)
  • 彼らの情熱・エネルギーには本当に心 を打たれました。また、子どもたちの無限の可能性を改めて感じることができました。少しでも多くの方にYAの存在を知ってもらい、アウトリーチを体験して ほしいと思います!来年もYAを必ず呼んで下さい。(8歳・母)

ヤングアメリカンズ ジャパンツアー 実績

開催実績

ワークショップには、小学生から高校生までを対象に、地域のホールでボランティアの皆さんと実施する「地域開催」と、学校や企業とコラボレーションし、そこで学ぶ生徒や社員を対象とする「法人開催」の2種類があります。

開催地域
山形県 高畠町、長井市、南陽市、山形市
宮城県県 仙台市、多賀城市
茨城県 つくば市
群馬県 伊勢崎市、太田市
埼玉県 上尾市、さいたま市(岩槻区、大宮区)、川口市、坂戸市、狭山市、所沢市、飯能市
千葉県 浦安市、柏市、千葉市、成田市
東京都 足立区、荒川区、江戸川区、葛飾区、北区、清瀬市、小平市、狛江市、渋谷区、新宿区(代々木)、杉並区、世田谷区、中央区(日本橋)、調布市、千代田区(丸の内)、中野区、福生市、文京区、三鷹市、武蔵村山市
神奈川県 伊勢原市、川崎市(川崎区、宮前区)、秦野市、藤沢市、横浜市(青葉、関内、都筑、鶴見、みなとみらい)
長野県 長野市
静岡県 磐田市、沼津市、浜松市、富士宮市
愛知県 豊橋市、名古屋市
三重県 四日市市
滋賀県 草津市、高島市
京都府 城陽市、長岡京市
奈良県 香芝市
大阪府 大阪市(城東区、天王寺区)、河内長野市、島本町、大東市、高槻市
兵庫県 伊丹市、神戸市
広島県 広島市
福岡県 北九州市、福岡市
長崎県 長崎市

韓国 ソウル市
法人開催
小学校 四條畷学園小学校、筑波大学附属小学校、
同志社小学校、奈良育英小学校など
中学校 育英西中学校・高等学校、郁文館夢学園、実践女子学園中学校高等学校、生光学園中学校・高等学校、 聖望学園中学校、同志社中学校、名古屋石田学園星城中学校、 西大和学園中学校・高等学校、広尾学園中学校・高等学校など
高等学校 育英西中学校・高等学校、郁文館夢学園、実践女子学園中学校高等学校、生光学園中学校・高等学校、聖望学園中学校、同志社中学校、名古屋石田学園星城中学校、西大和学園中学校・高等学校、広尾学園中学校・高等学校など
学校合同 学校法人湘南学園、聖光学院中学校・高等学校、
学校法人文理佐藤学園など
※小・中・高、中・高など、同一法人内の複数の学校で合同開催しました。
専門学校
短期大学
大学
ESPミュージカルアカデミー、大阪樟蔭女子大学、大阪保育福祉専門学校、環太平洋大学、京都造形芸術大学、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、神戸山手短期大学、聖学院大学、洗足学園音楽大学、東北芸術工科大学、British Columbia Collegiate、学校法人山野学苑など
株式会社イーオン、総合教育機関ECC、株式会社東京個別指導学院、株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社明光ネットワークジャパンなど

企業・団体 公益財団法人岡田文化財団、河内長野市国際交流協会、KCJ Group株式会社(キッザニア)、キャンプ座間(在日アメリカ軍基地)、ゴールドマン・サックス証券株式会社、シスコシステムズ合同会社、病院プロジェクトALIVE、一般社団法人広島青年会議所、公益財団法人 米日カウンシル、株式会社三菱東京UFJ銀行、一般社団法人吉野川青年会議所など

受講者数の推移

参加者数推移グラフ

2009年は新型インフルエンザ、2011年は東日本大震災の影響でたくさんのワークショップが中止になり参加者が減少しましたが、ツアーを重ねるごとにヤングアメリカンズは日本に浸透してきました。

ボランティア数推移グラフ

このプロジェクトは多くのボランティアに支えられて発展してきました。ワークショップの期間中、ヤングアメリカンズを受け入れていただくホストファミリー、会場で子どもたちの安心・安全を守る学生や地域サポーター、それからヤングアメリカンズの受講生募集や広報をお手伝いいただいているチラシ配布サポーターなど年間1000人以上がボランティアとしてヤングアメリカンズ・ジャパンツアーを支えています。