代表者挨拶

今日学んだことが明日のジブンを創る

代表者挨拶

NPO法人じぶん未来クラブ
代表 佐野一郎

学校で知識を得るだけが学びでありません。
人がおこなう、あらゆる活動に学びがあり、得られる果実があります。

未体験の何かに取り組んで、試行錯誤のなかで新しい知識や、
自分なりのやりかたを発見する喜び。何かを成し遂げたことで得る自信、
一緒にチャレンジした仲間との絆…。

こうした体験とその果実を得て、人は新しい「じぶん」に生まれ変わっていきます。
人は本来、そんな風に学び、成長する力を備えていると、
私たちは思っています。

学びたいという気持ちは驚きや発見、感動から生まれます。
「えー!」「すごい!」から「なぜ?」「もっと知りたい!」と好奇心が芽生え
「やってみたい!」というワクワクしたエネルギーにつながります。

そして仲間の存在が学びの楽しさを増幅させます。
たとえば、困難な問題に直面したとき、
自分1人では気づかなかったアイデアをもらったり、
それまで知らなかった、友だちの一面を垣間見たり‥。

年齢も、生まれ育った環境も違う人たちと一緒に
何かに挑戦する「場」があれば、それは学びの絶好のチャンスです!

でも最近は、こうした体験をする前に、ふくれあがった情報にふりまわされ、
ひとりで頭で考えて、チャレンジをやめてしまう大人や子どもが、
増えているように感じます。

何かを尋ねても、どこかで聞いたような答えを持っていて、
すでに何かをあきらめてしまったかのようにみえる大人たち。

家と学校と塾を往復するだけの毎日に、
自分から新しい何かに取り組むゆとりのない子どもたち。

「引きこもり」や「ニート」という現象には
「すでに何もかも決まっている。自分の出る幕はない」という
既決感に苛まれた子どもたちの苦悩を感じます。

彼らの出現は、何かに急ぎすぎて、大事なことを忘れてしまった
現代社会への警告ではないでしょうか。

こうした現在をなんとかしたくて、新しい「場」づくりをはじめます。

子どもたちが様々な価値観をもつ人とふれあいながら、
思い込みや先入観からこころを解き放ち、
体験を通じてたくさんのことを学び
仲間を作っていくための支援です。

今日学んだことが、明日のじぶんを作る。
だから「じぶん未来クラブ」という名前にしました。

生きるエネルギーに満ち溢れた子どもたちでいっぱいの、
明日の日本を夢見ながら、私たちもこのチャレンジを通じて、
一緒に成長していこうと思っています。

人は「誰かに信じられている、任されている」と感じたとき、頑張ることができる。
私たちも自分と子どもたちの「学ぶ力」を信じて、やっていくつもりです。